外タレ・サンコンさんの視力、アフリカの民族の視力
規格外の視力の民族
いっこん、にこん、サンコン
でお馴染みのオスマンサンコンさん。
と言っても若い人は知らないですよね。
ギニアから日本にきた人で元祖外タレとしてお茶の間を楽しませてくれました。
ギニアで目の良かったサンコンさんは日本に来てから目が悪くなったと言っていました。
視力は6.0だった、でも今は1.2!
これを持ちネタのようにしていました。
サンコンさんのように日本ではまず聞かない、視力3.0とか4.0とか、アフリカのマサイ族を始めその他の民族やイタリアの漁師など、とても興味深い例が世界には存在します。
彼らの目は一体どうなっているのでしょうか?
前回、赤ちゃんの視力を育てる方法でお話しましたが、成長と関係があります。
生まれたばかり赤ちゃんは目が見えていません。
見ると言うことは脳が光を感じることです。
赤ちゃんの脳は未成熟なので見る機能も未成熟なのです。
外の情報が光として目の中に入って網膜に刺激が与えられ続ける事で見えるようになります。
赤ちゃん本人にはその気はなくても、言ってみれば見る訓練を毎日しているのです。
このことは訓練によって映像の解析度が上がることを意味しています。
視力を上げるには・・
規格外の視力を育てるには
赤ちゃんは多少なりとも遠視です。
遠視とは映像がスクリーンを通り越してしまうものです。
左絵が遠くを見た時の正常な人です。
何もせずにピントが合います。
遠視は遠くを見た時右絵の状態。
右絵の状態はいわゆるピンぼけなので見えません。
力を使って左絵の状態にして見える状態を作るのです。
これは正常な人が近くを見た時と同じ状態と言うことです。
正常な人が近くを見る時も右絵になります。
遠視の人が近くを見る時は映像が正常な人よりも奥にズレます。
遠視とはいつもピント調整をしないと行けない目の状態を言います。
赤ちゃんはいつも力を使って左絵の状態にしています。
左絵の時に人は最も見えるわけですが、赤ちゃんは見えないのでいつもピントあわせをしながら訓練をしている事になります。
ただここで左右の目に差がある場合、片方の目が成長しにくくなります。
人の目は両目で物を見る時に両目同じ量しか調節出来ないからです。
また後述しますが、例えば
右目が右絵
左目が中央絵
だとします。
右目を調整してピントを合わせると
右目と同じ量の調整が入ってもっとピントがスクリーンから離れてしまうのです。
これでは左目が成長せずに弱視と言う状態になってしまいます。
この記事での大事なことは視力は成長するという事です。
視力の成長の意味はお分かりいただけましたか?
ここまで来ると、多分感のいい人は分かったかもしれません。
そうです。
生まれた時から超特殊な訓練をしているアフリカの人にとって、日本人よりも視力が良くなるのは、当たり前と言えば当たり前です。
映像の解析能力が高い!
と言えます。
訓練の賜物なのです。
彼らのように視力を上げる方法には小さい頃から遠くばかり見させるしかありません。
タブレットを持たせては驚異の視力は得られません。