この記事では
それぞれの状況にあった近視の予防策が分かります!
近視をなんとか予防できないか?
近視を回復出来ないか?
近視を改善させられないか?
近視の治療をしたい
ご自身が近視と言うだけでなく、お子さんの目を心配される親子さんにとってもかなり関心の高い問題ではないでしょうか?
出来ればメガネをかけたくない、かけさせたくないと思う方は非常に多い。
と言うか、ひょっとすると国民全員かも知れません。
しかし、残念ながら一度近視になったら治療するには手術しかありませんし、回復、改善はできません。
如何に近視進行を防ぐか、と言う予防策を論じることしか出来ないのです。
視力回復トレーニングに騙されないようにして下さい。
視力回復は近視を回復させているわけではありませんからね。
今回は既に近視の人、近視ではない人などの状態に合わせた近視予防策をお話しします。
近視予防の最善策とは?
予防をするには近視の原因を知ること
近視の予防についてです。
どうして目が悪くなるのかの復習になりますが、なぜ近視になるのでしょうか?
それは目の奥行きが伸びるからです。
ではなぜ目の奥行きがのびるのでしょうか?
それは目が疲れて、レンズの大きさを変える筋肉に痙攣がおきて、スクリーン(網膜)に影響を及ぼすからです。
ではなぜ目が疲れるのでしょうか?
それは遠くを見ないことで目がリラックスできないからです。
見る対象物が近くにある程、目は力を使います。
だからその力を使わなくてすむ方法をとるのが最善策だと言えるのです。
もっとも近視の要因はそれだけではありません、遺伝的な要因、年齢的な要因、生活習慣などもあります。
だからここでお伝えすることは「近視にならない」というより「近視になりにくい」方法論の一つの可能性だとお断りしておきます。
「目がいい人」、「近視の人」にとっても、目の力を使わないで済む方法は出来るだけ遠くを見ることです。
そうは言っても、嫌でも目の力を使ってしまいますよね。
特に近年ではどの年齢層でもスマホやタブレットを使いますしね。

近視の人が出来る予防!
近視の人の予防策
「近視の人」は近くを見るときに眼鏡を外せばよいのです。そうすれば目の力は使わなくて済みます。力を使うのは「見える対象物」が近づいた時です。
そもそも「見える対象物」が近くにしかない「近視の目」は無限の距離から対象物が見える距離まで力を使わないで済みます。
ただ、近視の人は眼鏡をはずしたときの方が内寄せの力が減ります。
近視が強い人ほど、また近視の強弱に拘わらず、目玉を内側に寄せる眼筋(目玉を動かす筋肉)の力が弱い人は両目を使って見ることが出来ないので、片目を頼りに近くを見るという作業が必要です。
また、逆に近視の人は眼鏡による矯正などで、見えるポイントを遠くに設定すれば、設定の分だけ近くを見るときに力を使うという関係になります。
近視の人は眼鏡やコンタクトで「目のいい人」と同じような状態にするわけですから、眼鏡をかけたまま近くを見れば、それが「疲れ」になるということです。
結局近視が進行し、レンズのパワーを強くしていく羽目になってしましいます。
そのような事で、本来はコンタクトレンズの矯正よりは眼鏡にして環境によっては外すという対応策をとったほうがいいのではないかと思えるわけです。
正視眼とコンタクトの人が出来る予防!
目のいい人、コンタクトレンズで目のいい人と同じ状態の人の予防策
もしコンタクトにするなら、近くを見るときに「近視の人の見え方」になるように、遠くが見えにくくなる眼鏡をコンタクトの上からかけることです。
遠くがボヤける状態を作り出す事で近くを見る時の目の力を軽減するすることが可能です。
目のいい人も「近くを見るときにコンタクトの上から眼鏡をかける」とおなじ発想で、近く用に眼鏡をかけるとよいと思います。
あとは、近くを見る時間を制限する方法もあり、どれも非現実的だと言われるかもしれません。
しかし近視の予防策は「遠くが見える状態で近くを見る」時間を出来るだけ短縮するしかないのです。
両親が近視なら要注意!
日本眼科学会の勧める予防策
近視進行の速さには、遺伝要因と環境要因の両方が影響しています。両親とも近視の子どもさんは、両親とも近視でない子どもさんに比べて、7~8倍近視になりやすいことが分かっています。環境因子については、読書や書字の際に正しい姿勢で十分な視距離をとること、晴天時に屋外活動をすることが、近視進行を遅らせるうえで有効であると考えられています。近視進行予防治療としては、アトロピン点眼液、累進屈折力レンズ(眼鏡)、多焦点コンタクトレンズなどを用いた研究が行われており、一定の治療効果が報告されています。
近視の両親から生まれたお子さんの近視のなりやすさ。
目の良い両親から生まれた子供は近視のなりやすさ。
前者の方が近視になりやすい。
近視のなりやすさは7〜8倍も違う。
目を離して近くをみましょう。
外で遊びましょう。
ここまでは、いいですね。
アトロピンは緊張した筋肉を麻痺させます。
近くを見えなくします。
一時的なもので副作用もあります。
累進屈折レンズは遠近両用めがね、中近両用めがね、近々両用めがねの事を言います。
要は、目のいい状態で眼鏡をかけるという事です。
多焦点コンタクトレンズは遠近両用コンタクトのことです。
分かりにくいかも知れませんが、近くを見るときに力を使わなくても近くが見えるコンタクトレンズです。
本来は近くが見えなくなった中年以上の人が使うものですが、若い人に適用しても問題はありません。