健康保険証を持っている理由!
コンタクトを作る時も、目の調子が悪い時も、眼科に行く時には持って行かなければいけないものがあります。
今回は保険証の話です。
眼科に行く際は毎回、健康保険証を
健康保険証
保険証をただ持っているだけの人もいますが、持っていることには大きな意味があります。
例えばアフラックのような民間の医療保険などを思い出して下さい。
病気や怪我の際に医療費をカバーしてくれますよね。
受けた医療の内容にもよりますが、内容に沿っていれば病気で支払った医療費がカバーされます。
しかしカバーされる為には、毎月決められた保険料を納めていないと行けませんし、保険会社に請求をしなけばいけません。
これと同じように会社員は給料から健康保険料として毎月徴収されています(事業主も徴収額と同額を徴収されている)。
その扶養されている家族の人(たとえば妻、子供)は扶養している人(たとえば夫、父)が医療費を負担していることを知らず、窓口の支払いが医療費全てだと錯覚することになるのも無理はないことです。
しかし、健康保険証を持っていると言うことは、実際に毎月保険料を支払っているのですから会計では全額ではなく一部を支払えば良いと言う事になります。
例えば3割負担の健康保険証を持っている人がいるとしましょう。
検査やら診察やらして会計時に呼ばれて3000円支払ったとします。
3000円とは医療費全体の3割をあなたが負担しただけで、病院の収入は3000円ではありません。
本来のあなたにかかった医療費は10000円で病院の収入も10000円です。
あなたの負担額が3000円、残りの7000円は病院が健康保険証に基づいて保険会社に請求すると考えれば分かりやすいでしょう。
しかもその7000円はもともと毎月徴収されているお金の中から支払われるのですから、7000円は「つけ」でカバーすると思えば分かりやすいのではないでしょうか。
このように保険証とは「7000円はこの保険会社(各社会保険事務局)に請求して下さい」とお願いする為の証明書と言えます。
だから保険証を持っていないとか、先月診察受けたと言う理由で保険証を提出しない人は10000円を全額自己負担で支払うのも仕方ないのです。
保険証を提出するということは「自分か自分の家族が保険料を払っている」という証明なのです。
氏名、住所のほか番号や有効期限も
眼科に限ったことではなくどこの病院でも、同じ月にかかっていても保険証を毎回確認します。
有効期限があっても「いつ保険証が変更したか」ということは、病院には分からないことです。
病院の立場から言えば、3割はいただいたけど、のこりの7割は「つけ」が残った状態なので、確実に回収するには、保険証にかかれた番号・記号・名前・住所などを確実に請求先に伝え、「つけ」を払ってくれという必要があります。
そして預かった保険証の情報どおりに請求しても、実は保険料を払っていた人が転職していたなどの理由で、「つけ」を回収できないという事態もあるので、患者のあなたは保険証に変更がないか確認して提出する義務があります。
病院にとって、保険証を預かることは大事な任務であり大切な業務なのです。