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角膜は酸素の要らない組織!【血管新生はなぜ起こる?】

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目は酸素透過性の低いコンタクトをする事で酸素不足になり障害が出ると言われてきた

角膜は呼吸をしていません

だからコンタクトレンズによる酸素不足で目に障害が起こる事などあり得ません。

酸素不足になると言う理論は特殊な代謝をしている角膜をもつ夜行性のウサギにおいて成り立つのであり、ウサギの角膜とは全く異なる代謝を持つヒト角膜には成り立たない理論です。

これは揺るぎない真実なのです。

酸素を利用するミトコンドリアはヒト角膜では機能していないのだから、これまで酸素不足によって起こるとされてきた角膜の病態を別の視点から論理展開する必要があります。

ここまで、生化学者鍔井敏夫先生は,

1角膜の浮腫(むくみ)と2角膜内皮細胞の減少の二点を ヒト角膜の代謝の中心を担うペントースリン酸回路を軸にした新しい解釈を提示しています。

そして、3角膜への血管新生についても説明をされていますので、その説を紹介したいと思います。

目の酸素不足に寄る障害、血管新生の常識

現在までの説明によると角膜は透明性を維持する為に血管がなく、空気中から酸素を取り入れていると言うことになっていて、コンタクトレンズの酸素不足による障害によって白目の血管が角膜に入り込んでくる。

これが血管新生だ、としています。

人は色んな事を言いますから根拠もないのにいかにももっともらしく物を語る人がいますよね。

目やコンタクトレンズに関しても同じ人の口から出てきた言葉とは思えないような矛盾を語る人も多く(その事に当の本人が気づいていない)、日々疑問だらけでした。

そこで文献を調べ間違いだらけの常識があることを突き止めました。

(ネット上での質問への回答も間違いだらけでした。もっとも回答者の中にはいろいろ調べた方もいるのでしょうが、間違った資料を調べてしまったことは気の毒としかいいようがありません)

ところが、そんな私でさえ(別に偉ぶって言うわけでなく)酸素の要不要など考えもしませんでした。

酸素供給理論は疑いのない真実だと思い込んでいましたし、日本眼科学会の啓発を根幹とした資料はもとより、そこから枝分かれした資料や文献にはどこにも酸素が必要ないとは書いていないのです。

しかし、今は酸素不足により血管新生が起こるとする説は誤りであることが明らかなのだと確信しています。

角膜が酸素を消しているシステムの存在は遺伝子解析で確かめられているのですから、そこをベースに議論する必要があるのです。何度も言いますが、

ヒト角膜は呼吸をしないのです。

酸素不足などあり得ないのです。

それでは酸素不足にならないのに血管のない組織に血管が作られる原因について紹介します。

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目の酸素不足に寄る障害、血管新生これからの常識

鍔井先生は角膜輪部に存在する微小環境からこんな予想を立てています。

角膜輪部は結膜上皮と輪部上皮、角膜上皮の3つの環境が連続して共存しています。

また、角膜輪部には角膜上皮細胞を生み出す幹細胞があります。

幹細胞は角膜上皮細胞を供給するだけでなく結膜上皮が角膜上皮へ侵入することを防ぐバリア機能も兼ねています。

この幹細胞のバリア機能が何らかの原因で崩壊すると、結膜上皮が角膜上皮に侵入して結膜上皮化が起こります。

この結膜上皮化に伴い血管新生が起こるとしています。

この何らかの原因についても例を挙げ次のように説明されています。

幹細胞は角膜輪部の6時と12時の周辺に多く存在し、それを保護するように瞼に覆われています。

瞼で覆われているので涙液が豊富にありますから幹細胞に必要な涙液成分が豊富にあります。

ソフトレンズのサイズでは特にここを覆ってしまい、幹細胞への大事な成分供給を邪魔してしまいます。

それが長期に渡ると幹細胞が疲弊し、バリア機能を障害するのではないか、つまりコンタクトレンズ装用が角膜輪部の微小環境を変化させるのではないかと結論付けています。

散々角膜について説明しましたが、抗酸化システムは角膜だけではないのです。

それはまた次回に説明します。

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次回に続く、


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