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老眼になるホントの理由【トレーニングは無意味!】

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今回は人は何故老眼になるか具体的にお話しします。

目の機能が衰えるからでしょう?

と思った方、その通りです。

その通りですが水晶体が新陳代謝をしないから

と言った方が正解です。

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老眼と新陳代謝

新陳代謝ってなんだっけ?

新陳代謝と言う場合、もっとも多いのは肌の新陳代謝と言う場合ですね。

下の層に細胞分裂する細胞があって役割を持った細胞に変化しながら(分化)古い細胞と入れ替わり最も古い1番上の細胞は垢になって体外に排除されます。

角膜もそうです。骨の新陳代謝と言われる場合も古い細胞は体外に排除され、新しい細胞との入れ替えが起こります。

しかし水晶体は古い細胞と新しい細胞の入れ替えがありません。

その理由を説明するには水晶体の解剖をお話ししなければなりません。

老眼は水晶体の成長 が原因!

水晶体の老化は水晶体の成長からはじまる

水晶体は袋状になっています。

この袋の中に分裂する水晶体上皮細胞があります。

しかも袋状になった水晶体の前面の一層だけです。

後面にありません。

そして前湾曲周辺の上皮細胞が分裂し後面方向に移動して赤道部(前面と後面の境い目)を過ぎたあたりで分化して水晶体繊維になります。

水晶体繊維は前後方向から巻きつくようにして大きくなります。

これを生涯繰り返します。

水晶体の成長とは、樹木が年輪を重ねて大木になるのと同じです。

*epithelial cell が上皮細胞。断面画像の上部が前面、下部が後面。

水晶体の中心部では脱水が起こりタンパク質が濃縮します。

これが硬い水晶体の核になります。

古い水晶体繊維細胞はどんどん中心に押し込まれて行くので水晶体の中に残ります

水晶体の核の中に水晶体の古い細胞があり体外には排除されないのです。

ですから一般的に広く使われている新陳代謝ではありません(何らかのメカニズムで古い細胞から順次溶かされてなくなるのであれば新陳代謝と言えますが)。

もしこのタンパク質濃縮を招く脱水が起こらなければ、(年輪を重ねていくわけですから)眼球内で水晶体の占める体積の割合が大きくなり続けて眼球内のいろんな組織を圧迫し続けることになってしまいます。

だから水分を減らしてタンパク質を濃縮する事で眼球内の水晶体以外の組織を守っているのです(もちろん水晶体がそう言っている訳ではありません)。

一方で加齢による水晶体核の硬化は水晶体の弾力を奪っていきます。

水晶体に弾力がなくなることで近くを見る時に必要な調節力がなくなっていくのです。

もうお分かりのように、これが加齢に伴う老眼進行のメカニズムです。

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老眼回復トレーニングのウソ!

トレーニングで老眼回復出来るの?

とあるビジョンセラピーには「老眼は、老化現象によって水晶体、毛様体筋が弾力を失って近くのものが見えなくなっています」と書かれています。

毛様体筋は水晶体をふっくらさせる筋肉ですね。

そして「遠近方はこの毛様体筋と水晶体の柔軟性を取り戻します」とトレーニングによって水晶体の柔軟性を戻すことを謳っています。

しかし水晶体の弾力がなくなるメカニズムが解ればトレーニングをしたところで老眼は回復されない事が分かると思います。

そもそも大事なことが抜けいます。

それは調節のメカニズムです。

調節する時、毛様体筋が緊張→チン氏帯が弛緩→水晶体がふっくらする
(現在信じられているメカニズム)

意味が分かりますか?

水晶体と毛様体筋はチン氏帯と言うひもの様なもので繋がれています。

水晶体がふっくらする時に毛様体筋に力が入りますが、水晶体と毛様体筋をつなぐチン氏帯は「ゆるむ」のです。

硬くなるものをゆるんだものでどうやって力を加えて柔らかくするのですか?

出来る訳がありません。

弾力ある若い水晶体は自ら膨らもうとする力をもっているからこそ(毛様体筋に依存していないから)、チン氏帯がゆるんだ時に膨らむのです。

これは物理上の問題なのです。

ビジョンセラピーの著者は「私はやわらかい毛様体筋が硬くなってしまうからではないかと考えています」と老眼のメカニズムを想像しているようですが、仮に毛様体筋がやわらかくても水晶体が硬いので調節が出来ないのです。

同様に白内障のメカニズムも毛様体筋が硬くなり水晶体に栄養が行き届かなくなるからと述べています。

水晶体が柔らかくなれば栄養が行き届くもしれませんが、水晶体の硬化からは免れる事が出来ない以上、柔らかくすることによって栄養摂取の状況を改善すると言う論理展開には疑問を感じます。

また近くと遠くを交互に見ることで老眼を回復させるトレーニングがあります。

これは疲れを回復させているに過ぎません。

寄り目をする事で毛様体筋に力が生じ、寄り目を戻す事で筋力を抜く、という繰り返しによりストレッチをするわけです。

多少は疲労が抜けて「年齢に応じて残されている調節分」は戻ります。

要は仮性近視の状態から抜け出すことと同じなのです。

目の疲れを取れば多少の視力回復につながります。

視力回復はあくまでも疲労回復であり、老眼回復でも近視回復でもありません。

老眼の原因まとめ

まとめ

如何でしたか?

老眼は水晶体が硬くなることが原因で動かす筋肉が硬くなるからではありません。

筋肉が硬くなるのが原因であれば解(ほぐ)すトレーニングも有効でしょう。

ですが、水晶体の成長が水晶体を硬くするです。

またトレーニングで筋肉を解すことは出来ても水晶体は物理的に解せません。

年齢相応の調節力に戻すだけの効果しかないのです。

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