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ブルーベリーの効果は単なる神話【目に良い?】

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目に良い食べ物と言えば、ビタミンAやアントシアニン、ルテインなど思い浮かぶ人も多いのでは無いでしょうか?

この様な栄養素を主成分としたサプリメント(栄養補助食品)も出回っています。

しかし、どこを見て効果があるのかを判断していますか?

科学的根拠があるんでしょって思った方はもう既に騙されているかも知れませんよ。

宣伝文句の中には「機能性表示食品です」とは赤文字で大きく書かれていても科学的根拠は何一つ書かれていません。

今回はまず機能性表示食品とは何か、ブルーベリーが目に良いと言われるきっかけや歴史的背景、科学的根拠があるのかなどお知らせ出来ればと思います。

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ブルーベリーが「機能性表示食品」 の意味

機能性表示食品とトクホの違い

「機能性表示食品って書いてあるから国が認めてるんでしょ」って思っているあなた!

間違っています。

似た言葉に「特定保健用食品」があります。

いわゆる「トクホ」と言われる物です。

トクホは最終製品によるヒトでの試験を実施し、科学的に根拠を示す必要があります。

それを元に消費者庁長官が許可を出します。

一方で、機能性表示食品は最終製品によるヒトでの試験、または文献や論文を引用することによって科学的に根拠を示す必要があります。

それを元に事業者の責任で消費者庁に届出をすれば良く消費者庁長官の許可は要りません

意地の悪い言い方をすれば、届出を受理する人が論理的思考の人でない限り「ちょっと待って!」と言える人がいないということです。

これは、チェックする人がいたとしても「論理の抜け落ち」を見抜けなければ同じことです。

ですから、最低でもどんな科学的根拠があるのか消費者に提示していない商品は科学的根拠ある商品としての意味はありません

たとえ提示する義務がなかったとしても科学的根拠を提示せずにお客さん個人の感想ばかり載せて宣伝するだけでは、科学的根拠に自信がないことの表れと言われても仕方のないことでしょう。

ブルーベリーの栄養と歴史的背景

ブルーベリーの栄養と歴史的背景から見える嘘

第二次世界大戦中に、イギリス空軍のパイロットが毎日パンにブルーベリージャムをたっぷりとつけて食べていたので夜目が利き、夜間のドイツ軍との戦闘において優れた戦果を挙げた。

こんな逸話が残っています。

なるほどやっぱりブルーベリーの栄養素が目に良いんだと思う人もきっといます。

でも、この話元々はブルーベリーではなく人参の話なんです。

In 1940, RAF night fighter ace, John Cunningham, nicknamed “Cat’s Eyes”, was the first to shoot down an enemy plane using AI. He’d later rack up an impressive total of 20 kills—19 of which were at night

1940年「キャッツアイ(猫の目)」と呼ばれた夜間戦闘機のエース、ジョン・カニングマンはレーダーを搭載した戦闘機を使って敵機を撃墜した。彼はその後、印象的にも20回の撃墜を重ね、うち19回が夜間に行われた戦闘だった。

Smithonian.com

そして、その成功の理由をパイロットが人参を大量に摂取したからだと新聞に掲載したとあります。

*夜でも見える、ビタミンA豊富な人参や緑黄色野菜を食べよう(夜見えるかどうかは生死に関わる)

画像引用:Smithonian.com

つまり、開発したばかりのレーダーのお陰で戦果が上がったと言う事実を敵機(ドイツ軍)に知られたくないために人参を食べたら夜の戦闘に有利な視力になったと言うプロパガンダなのです。

そもそも人参を食べたパイロット自体が架空の存在、と言うことです。

しかも当時の海上封鎖の影響によって食料不足となり、砂糖、バター、ベーコンなどの入手が困難となり自給自足可能な野菜普及の為に人参を食べる様促していました。

特にデザートに使う砂糖に代わる甘味料としてBBCラジオの「キッチンフロント」と言う番組で人参を使ったレシピを放送していたと書かれています。

野菜普及に利用されたキャラクターのポテト君とキャロット博士。

画像引用:Smithonian.com

キャロットプリン、キャロットケーキ、キャロットママレード、キャロットパイなどのレシピが紹介されています。

甘味料として使えそうなブルーベリーがなかった事は明らかですね。

ブルーベリーの生産国

ブルーベリーの生産国から分かる嘘!

Despite increased demand across the globe today, the US and Canada still produce 95% of the world’s blueberries.

世界的な需要の高まりにも拘らず、世界のブルーベリー生産の95%は未だにアメリカとカナダが占めている。(worldatlas

ブルーベリーは元々北米の先住民の食べていた果実を移住してきたヨーロッパ人が栽培法を確立し、北米で広まったと言われているそうです。

つまり、インディアンが食べていたものなのでそこで広まり、未だに95%のシェアを占めていると言う意味なのでしょう。

現在の生産国20位まで書かれていますが、1位と2位はアメリカとカナダで、残りの5%のうち20位までが記されていますが、イギリスはここにもランクインしていません。

これを見てもイギリス人がブルーベリーを戦時中に食べていたと言う信憑性が低いことが分かります。

つまり、キャロット博士につながる訳です。

ブルーベリー研究の科学的な根拠?

ブルーベリーアイの効果、肝心な科学的根拠は?

明治大学科学コミュニケーション研究所が発信している「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」からポイントをまとめてみます。

ブルーベリー成分がヒトの「眼に良い」という説は、イギリス空軍のパイロットの逸話に基づいている

これは筆者が指摘したことと同じですね。

「眼に良い」という説について、ブルーベリーのアントシアニンという成分がどういう作用をすることによって「眼に良い」のか、という議論がされてきているとは言い難い。

アントシアニンは植物にある色素の事です。

ブルーベリーサプリがヒトの眼の“何に”有効なのか、その対象を特定していない

アントシアニンには抗酸化作用があると言われていますが、抗酸化作用で「目に良い」のであれば「酸化させる物質に有効」と言う意味にもなります。

アントシアニンが眼に疲労回復効果があるという信頼できる実験結果は報告されておらず、他のビタミンによる説明はブルーベリーだけを指しているわけではなく、他の食品でも説明可能であるため、ブルーベリー成分の論理性の補強にはならない。

「酸化させる物質に有効」と言う意味であれば「疲労とは目の酸化である」と言うデタラメな理論になります。

“ブルーベリーアイについての研究”といったものは、そういったサプリメントを販売している企業等が主体となって行われているため、公共性は低いと考える。

企業主体であっても単なる論文の引用箇所の再現性の研究だけでなく多角的な視点で研究された上で効果を謳ってあるのであれば問題はなさそうですが、中立的ではないと言うことのようです。

確認できる範囲では、中立的な研究機関において、ブルーベリー成分のヒトにおける有効性は示されていない

中立的に見れば、ヒトに対する有効性は示されていないようです。

眼の“不調”について神経系によるもの、内分泌系によるもの、視覚の筋肉の働きの低下によるもの、純粋にエイジングによるものなどと、その説明項を非常に多岐にわたらせているがその対象をあえてぼかしている。

これでは沢山効能を謳ったところで科学的とは言い難いですよね。

ブルーベリー神話のまとめ

まとめ

如何でしたか?

目に良いと言う源流がパイロットにあるとすれば、その時点でブルーベリーの目に対する効果はかなり疑わしいと言えます。

神話に引きずられて研究が始まった可能性が高いです。

であれば、疑わしいブルーベリーの科学的な根拠を論理的に説明する必要がある訳ですが、その根拠とするデータ自体が不完全だと言う結論の様です。

もっとも具体的に論文のどこが不完全なのか細かく記載があればこの記事の信頼性が高いのになと思います。

ただ、この様な書き方も理解が出来ないでもありません。

わかさ生活での論文一覧を掲載しているページはタイトルすらも無断転用と掲載を禁じています。

論文記事を論文掲載先に完全譲渡してあるとしても、タイトルの無断転用に何の意味があるのか理解に苦しみます(もちろん権利と言う意味では当然かもしれませんが)。

それならそれで是非、科学的根拠の開示をして欲しいと思います。

筆者からは、根拠があるともないとも結論づけられませんが、その宣伝手法は大いに疑問があります、と申し挙げておきます。

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