6月28日の主治医が見つかる相談所で放送された血糖値を下げるスペシャルに骨ホルモンが取り上げられました。
今回は謎の骨ホルモンについて簡単に触れたいと思います。
骨ホルモンと血糖値
骨ホルモンが血糖値を下げる?
歯科医の平田雅人先生が日本ではただ一人研究している骨ホルモン。
骨ホルモンのオステオカルシンが作られると膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促す。
↓
インスリンが出るので血糖値が下がる。
簡単に言うとこうなのですが、血糖値が下がるとどこに行くと思います?
血液の中のブドウ糖を血糖と言う訳ですが、この血糖は、
①エネルギーとして使われる。
②細胞にグリコーゲンとして蓄えられる。
③脂肪として蓄えられる。
主にこの3つです。
血糖値を下げると言う事は上記の3つのブドウ糖(グルコース)の使い方があると言う事です。
エネルギーとして使われるためには運動をしなければいけません。
食後に運動をしない人は①は無いことになります。
②はどうかと言うと、筋肉グリコーゲン(脂肪細胞では無い貯蓄してあるグリコーゲン)は数日絶食しても影響を受けません。
週単位で絶食しても中等度減少するだけと言われています。
筋肉グリコーゲンは激しい運動の後に貯蓄が底をついたら補充されます。
つまり、これも運動をしないとグリコーゲンはなくならないわけですから、血糖値を下げた場合③の脂肪細胞に行くしかなくなります。
つまり、骨ホルモンを活性化した場合に運動をしなければ、血液のブドウ糖は脂肪に変わるしか無いのではないかと思ったわけです。
骨ホルモンの働き
骨ホルモンの以外な働き・効果
元読売ジャイアンツの野球選手だった元木大介さんが、以前の血糖値の放送の回で放っておくと危険な糖尿病だと発表されました。
そのこともあって、骨ホルモンを増やす健康法を取り入れて健康を取り戻すと言う実践をされていました。
骨ホルモンを増やす健康法をやるだけではなく、食べ方や食べ物、運動も取り入れた健康法だったので、結局はインスリンを増えにくくする方法を合わせて行っていたので、脂肪は溜まりにくいのではないかと思いました。
つまり、血糖値の上がりにくいことをすでに実践していたわけで、骨ホルモン関係なくない?と思ったのです。
一体どのような研究をしたのか調べたら次のようなことがわかりました。
1、糖尿病のマウスに骨ホルモンを注射する実験を行った。
2、膵臓でインスリンを作っている細胞が増大し、インスリンの分泌量が増えたことを確認。
3、高脂肪・高炭水化物のエサで飼育した、マウスで行った。すると、糖の代謝能力が上がったことに加え、内臓の脂肪細胞が小さくなったのがわかった。
脂肪細胞も小さくなったと書いてあります。
つまり、血中のブドウ糖は脂肪にも変わっていないというのです。
しかし、1、2と3の違いはエサの違いが書かれていません。
そもそもそのエサが血糖値を急上昇させるのかどうかがわかりません。
これは要注意ですが、実は骨ホルモンには次のような効果もあると言うことなので、以下に記します。
●脳……神経細胞の結合を維持させて、認知・記憶機能を改善する。
●心臓・血管……動脈硬化を防いで、心筋梗塞などの血管性疾患を予防する。
●肝臓……肝細胞の代謝を上げて、肝機能を向上させる。
●腎臓……骨で作られているFGF23というホルモンが、腎機能を改善する。
●小腸……糖などの栄養吸収を促進する。
●精巣……男性ホルモン(テストステロン)の分泌を増加させ、生殖能力を高める。
●皮膚……皮膚組織と同じ種類のコラーゲンが、骨で作られるため、シワの改善に役立つ。
小腸で糖の吸収が高まりインスリンの分泌が高まれば脂肪として蓄積されるしかないと思います。
脂肪細胞が小さくなると言う矛盾した代謝をどのように説明するのでしょうか?(生化学的な証明がこれから必要でしょうね)。
ブドウ糖がどこに行くのか謎が多いです。
しかし、その他の臓器を見るとアンチエイジングの効果は期待できそうです。
骨ホルモンの増やし方
骨ホルモンを増やす方法(分泌する方法)
骨ホルモンを増やすには「かかと落とし」が良いそうです。
両足で直立の状態でつま先立ちをする、つまりかかとをあげる。
そのままかかとをドスンと落とす。
これを1日30回やればかかとに重力の3倍の力が加わって骨が刺激され骨ホルモンのオステオカルシンが分泌されるそうですよ。

足や骨に異常のある方は注意して下さいね。
この記事が良かったと思った方、SNSボタンで応援していただけると嬉しいです😆😆😆