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コロナウィルスの非生物表面上での感染力と不活性化対策

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感染者の飛沫が公共の乗り物や場所に付着していると考えるとやはり触るのは気持ちが悪いですよね。

つり革や手すりやドアノブなど、どのくらいの期間ウィルスは存在して感染力を維持するのでしょうか?

ウィルスの非生物表面上での感染力

Journal of Hospital Infection誌に発表された論文によると、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、風土性ヒトコロナウイルス(HCoV)など、新型以外のヒトコロナウイルスに関する22例の研究分析で、ウィルスが「金属、ガラス、プラスチックのような非生物表面上で9日間する」可能性、より具体的には「2時間から9日間」感染力を維持する可能性を研究グループが明らかにした。(参照

存続時間はウィルスや表面材質や温度によっても異なります。(参照

例えばMERSのウィルス株を鋼鉄の表面に吹き付けた場合、20℃で管理した場合に48時間感染力を維持するのに対して30℃では8時間~24時間に短縮します。

SARSのウィルス株(P9株)を使った材質の違いを見る方法では、金属で5日、木材やガラスやプラスチックで4日、紙で4~5日です。(室温)

またSARSのウィルス株でも(P9株)のプラスチック表面での感染力維持は4日ですが、FFM1株では6日~9日で最も長いです。(室温)

注意する点があります。

室温で管理するというのは、厳密な温度が示されていないので環境によって変化する室温ということなのだと思います。研究が行われた季節によっても違うでしょう。

そして吹き付けているウィルスの感染力は生体内で増殖した際に検査をして陽性と診断されるギリギリの量まで培養しているので、咳をして付着するウィルスの量とは異なります。

実際には、接触感染よりも飛沫感染の方が深刻です。

しかし、感染者の手にウィルが付着し、その手が触れた物質は汚染されますから、手洗いは原則必要です。

非生物表面に触れた手で目、口、鼻など触らないように注意しましょう。

非生物表面上のウィルス不活性化対策

また参照の論文では、非生物表面上における不活性化対策についても言及されています。

62~71%エタノール
0.5%過酸化水素
0.1%次亜塩素酸ナトリウム

これらを用いた表面消毒法により1分以内に効率的に不活化できるようです。
新たな感染経路を遮断するためにはこのような消毒液で対策して下さい。

逆に、

0.05~0.2%塩化ベンザルコニウム
0.02%ジグルコン酸クロルヘキシジン

これら効果は低いので、止む終えない事情以外では使用を避けるようにして下さい。

因みに塩化ベンザルコニウムはコンタクトレンズのケア用品の防腐剤として有名です。

ぜひ、デマ情報に惑わされないように気をつけて下さい!




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